ボツリヌストキシン治療
歯科領域でのボツリヌストキシン治療をご存知でしょうか？
歯科分野におけるボツリヌストキシン治療は、欧米では広く知られ、主に噛む力を調整するために行われています。特に噛む力が強すぎることによって引き起こされる歯ぎしり、食いしばり、顎関節症などは、筋肉のこわばりを和らげるためにボツリヌストキシン治療が有効です。
歯のすり減りやエラの張りが気になる場合、これらは歯ぎしりや食いしばりによる可能性も考えられます。お気軽にご相談討ください。
ボトックス(ボツリヌストキシン)治療は噛む力を調整
ボツリヌストキシン治療は、ボツリヌス菌由来の成分を患部に注入して筋肉の活動を和らげる治療法です。この治療法は、一般的に美容診療で使用されることが広く知られていますが、最近では歯科領域でも噛む力を調整するために採用されています。
歯の痛みや知覚過敏、歯のすり減り、顎関節症など、口腔トラブルは歯ぎしりや食いしばりによって引き起こされることがあります。このような場合、ボツリヌストキシン製剤を「咬筋」と呼ばれる噛むための筋肉に注射することで、さまざまな症状の改善が期待されます。
治療で得られる効果
歯ぎしりの改善
噛む力が強すぎると、睡眠中に歯ぎしりを引き起こすことがあります。歯ぎしりは歯のすり減りや歯周病の進行、肩こり、偏頭痛、歯の痛み、知覚過敏などさまざまなトラブルにつながる可能性があります。歯ぎしり治療には、マウスピースを使用した方法が一般的ですが、欧米ではボトックス注射による治療も広く行われています。ボトックスを用いて噛む力を調整することで、歯ぎしりの改善を目指すことができます。また、マウスピース療法とボツリヌストキシン治療を組み合わせることも、より効果的なアプローチとされています。
顎関節症の緩和
「口が開きにくい」「顎関節が痛む」「顎関節からカクカクと音が鳴る」といったお悩みは、顎関節症の典型的な症状です。弊クリニックでは、これらの症状に対処するためにボトックス治療を提供しています。
従来の顎関節症の治療法としては、マウスピースを使用して顎関節にかかる負担を軽減させる方法が一般的でした。しかし、ボトックス治療は筋肉に直接作用して強制的にリラックスさせるため、マウスピースと併用することでより一層の効果が期待できます。これにより、お忙しい方々にもおすすめの治療法となっています。
